Google Analyticsのトラッキング結果
- 2008 年 5月 31 日
Google AnalyticsでFlashコンテンツをトラッキングした結果報告です。
navigateToURL()のwindowパラメーターには”_self”を渡してあげないとJavaScriptがちゃんと動きませんでした。(初日のトラッキングがこれで出来ていなかった。)空だと”_blank”になります。以下、5/30のログです。
Flashからのトラッキングコードの送信は問題なくAnalyticsに届いています。
直帰率が0%なのは初期表示時にトラッキングコードの送信をしていないからだと思う。
URLは実際に存在しなくてもログ上は問題なくて、拡張子無しのファイル名もログに残ってます。日本語はやはり怪しい。取れてるのと化けてるのがあります。
自分がローカルでデバックした時もFireFoxは日本語で渡した時はJavaScriptが実行されなかったです。FlashでURLエンコードしてから送れば化けないかもしれないですが、慣例的に使わない方がいいでしょう。
ボタンは押した時にトラッキングコードを送信して、ページは移動が終わった時に送信しているから、最後に送信されるトラッキングコードはページのものになる。移動には1秒を設定しているのでボタンの閲覧時間が1秒で、ページの閲覧時間がそれより長いのも納得できる。
ページタイトル毎のログ。swfが表示されるのは、2blogのトップページとエントリーの詳細ページのみなので、この二つになるのも期待通りです。(#extendedはContinue readingをクリックしたアンカーなのでエントリーの詳細ページから押したことになる)
他のレポートも通常のサイトログと同様だったのでFlash内からのトラッキングは充分使えそうです。というか、やはり無料でこのログ解析が出来るのは凄いと思う。
ところで、こんな話も…。
japan.internet.com Webビジネス – Google Analytics
Googleの順位決定にGoogle Analyticsのデータが使われていたことが判明! | Web担当者Forum
Google Analytics の「利用規約」では、 収集したデータは Google および子会社が保持、使用できると記載
そう、Analyticsで収集したデータはGoogleにはつつ抜けな訳です。
凄く解りやすく例えると、もし商品毎にページを設けていたら、このエントリーで紹介している画面を見るだけでどの商品が市場の注目を集めているか(プライバシーポリシーに守られるけれど)Googleは全て見通せる立場にあります。
もっと無意味に思うログでも、大勢のAnalyticsユーザーのログがあればマーケティングに活かせる情報となることは想像に容易いところでしょう。
Google Analyticsの提案にはこの点は注意しないといけないです。
もっとも他のASPを使っても、ASPである以上ASP業者に情報が蓄積される訳ですし、もっと言えばサーバーログだってある訳で。全部を嫌えば全て自前で持つということになりかねない。それはナンセンスだとも思います。
Google戦術のしたたかさも然る事ながら、前回の通りログを取るだけでは何の役にもたたないことをよく示していると思いました。