Google AnalyticsでFlashコンテンツをトラッキングする
- 2008 年 5月 27 日
Google Analyticsは、ご存知の通りGoogleが無料で提供するログ解析サービスです。
トラッキングコードを埋め込んでログ解析をする仕組み。
なので、トラッキングコードさえ埋め込めばFlashやAjaxのイベントに対しても解析が出来ます。
おぉ!それは凄い!Google AnalyticsでFlashのログ解析がどのように取得できるか試してみたい。という訳で取り急ぎ用意したswfがこれ。(ちっちゃ…)
まず、トラッキングコードの設置方法については、Google Helpに説明があるのでそちらを参考に。
有料無料問わず、この手の解析サービスで通例の仕組みです。
で、上記のswfには以下のタグを設置しました。ファイル名は引数で渡します。
function writeLog(v:String):void{ navigateToURL( new URLRequest("javascript:pageTracker._trackPageview('/flashLog/" + v + "');"), "_self" ); } |
1) 画面が移動し終わった後に、表示毎のトラッキングコードを送信。
MobilePhone.html
PC.html
AirConditioner.html
TV
FAX
RemoteControl
※あえて、TV・FAX・RemoteControlは.htmlを付与しなかった。
2) ボタンを押した時、ボタン毎のトラッキングコードを送信。
最初に移動
前に移動
次に移動
最後に移動
※あえて、日本語を使ってみた。(UTF8、FlashでのURLエンコード無し)
これがGoogle Analyticsのレポート画面にはどう表示されるか確認する訳です。
通常24時間毎にレポートが更新されるので結果は後日に。
トラッキングコードがちゃんと動作しているかの確認を直ぐ出来ないのは不便ですが、無料サービスの致し方ない所かと。(トラッキングデータを受信してるかはステータスに出ます。)
2px.ccもログ解析はこのGoogle Analyticsとプロバイダー提供のAnalogベースのレポートを使っていますが、Google Analyticsは画面サイズやFlashPlayerのバージョンなどもレポートに入ってくることや、クリック数を実際のWebページに重ねて表示してくれる等、レポートは相当見やすいと感じます。あとAnalogとGoogle Analyticsで妙にPageViewのカウントが違うのは僕だけだろうか…。
ところで、ログ解析の設置は何度かやったことがありますが、当然とるだけじゃ意味なくて、活用しているのはどの位なんだろうかと思ったりする。ログみてこのページは良く読まれているねぇ位の話ってのもなぁ。
この点ではGoogle Analyticsではコンバージョンの設定が出来るようになっていて、指定の導線をたどって来たかなど目標設定が出来るようになっています。
これに従って、こまめにメンテナンスしていくなら凄く意味のあることだと思うけれど。
たとえば、ボタンデザインをこうしたら、レイアウトこうしたら、コンバーション率が上がったみたいな。でも大変な運用だと思うよ。
ただ、デザインをする立場から言えば、目標に対してこのような裏付けは凄く納得できる部分もあります。感覚だけで根拠無いとピントこないものだし。
全部が全部の目標に対してログを参照できる訳も無いですし、突き詰めていくとつまらないページになりそうなのでバランスだとは思いますが。