Flash Liteのミリ秒が怪しい

  • 2010 年 2月 11 日
  • kosuke

Flash Lite の Date オブジェクトで、ミリ秒の取得・設定でおかしな部分があったので記録。
Flash Liteでミリ秒は正しく動かないのかもしれない。

具体的には試したことですが、以下のソースを実行するとローカルタイムがミリ秒で出力されますよね。

var _date:Date = new Date();
trace( _date.getTime() );

これはFlash Playerで期待通り動きました。

しかし、Flash Lite にして、Device Centralで確認すると出力にはミリ秒が切り捨て(?四捨五入?)られた値で表示されます。

//出力
1265814066000
1265814067000
1265814067000
1265814067000
1265814067000
1265814067000
1265814067000
1265814067000

まず、これが実機でももれなくそうなのか、エミュレートによるものなのか、よくわからない。
Device Centralでは、「デバイスステータス」のパネルで、任意の時間を試せるのですが、この「時間」にミリ秒を入力できないので、

このパネルに依存するものなのかもしれないし。

次に手もとの機種(WS007SH Flash Lite 2.1)で以下を試してみました。
_rootにプロット用のテキストフィールドを作ってミリ秒部分を繰り返し出力してみる。

debug.text += " / " + _date.getMilliseconds();

これを確認するとミリ秒は丸められることなく、0〜999の値が表示されました。つまりミリ秒は取得できると思ったわけです。この時点では。

で、最終的に僕が何をしたかったかというと、時計をつくるにあたり、数字が表示されるアニメーションを0.5秒で作った為、Dateで取得した時間を500ミリ秒進めて、実時間と数字がキメ状態になる際のラグを減らそうとしました。

var _date:Date	= new Date();
_date		= new Date( _date.getTime() + 500 );

そうしたら何故か正しく動かない。

500ミリ秒の加算がいけないのかと、試しに加算をやめて、秒とミリ秒を以下のソースでプロットし確認したところ、

debug.text += " / " + _date.getSeconds() + ":" + _date.getMilliseconds();

わかるだろうか。左の数字と見比べると、なぜか同じ秒でミリ秒が戻っている。44:992→44:64。

500ミリ秒加算した時は、さらに状況が悪くて、

ミリ秒どころか、秒が戻っている。(しかも複数フレームで。)

もう一台別の機種(WS011SH Flash Lite2.1)で試しても同様の状況だった。僕の環境だけの問題なのかもしれないのですが、Flash Liteでミリ秒は正しく得られるのか不透明な状況です。ひとまず、ミリ秒を使うことは諦めることにしました。この件、何かご存知の方は是非コメントいただきたくお願いします。

“Flash Liteのミリ秒が怪しい” に 2 件のコメント

  1. Gravatar Icon 通りすがり より:

    getTimerを使って差分を求めてみたりしたらどうでしょうか?
    http://oshiete1.watch.impress.co.jp/qa793814.html

  2. Gravatar Icon kosuke より:

    コメントありがとうございます。getTimer()をまわして差分取得でもいけそうですね。
    この問題、その後進捗があって、加算後のDateオブジェクトもDate.getTime()で取得したミリ秒は、同じ機種でプロットした場合も正しい時間が取得できているようだったので、演算後はgetSeconds()やgetMilliseconds()で時間を取得するのをやめるようにしています。
    機種に依存しているのか、Flash Lite 2.1に依存しているのか、デバック環境不足で不明なままなんですがとりあえず。
    また何か気づかれましたらどうぞよろしくお願いします。

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