定数の構成
- 2010 年 4月 16 日
CS4から加えられたこの機能を今頃になって知る。実用的な機能なので記録しておこう。
定数の構成を使うと、コンパイル時の条件指定が可能になる。
つまり定数の真偽値に応じてソースをSWFに含めるかどうか指定できるわけだ。
開発環境と本番環境とで異なる値を使う時や、デバック中はtrace出力したいけど公開するファイルには含みたくないなどの場合に使える。
ソース内に記述する変数で分岐させるのと違って、書き出したSWFにソース自体が含まれないので逆コンパイルの心配もないだろう。
定数の構成の設定パネルは、パブリッシュ設定 → ActionScript30.の詳細設定 → 定数の構成で表示する。
AS3のFlashファイルを作った場合、最初からCONFIG::FLASH_AUTHORINGという定数が宣言されている。これを使って例えば開発環境と本番環境で異なるURLが必要な場合、
package{ import flash.display.Sprite; public class Teisu extends Sprite{ public function Teisu(){ super(); var url:String = "http://nipx.jp/"; CONFIG::FLASH_AUTHORING { url = "http://test.nipx.jp/"; } trace( url ); } } } |
のように記述すると、定数の真偽値によってURLを変更できる。
CONFIG::FLASH_AUTHORINGがtrueの場合、{ } 内のソースがコンパイルされて、urlはhttp://test.nipx.jp/になる。