定番のWordPressテーマ

  • 2009 年 3月 23 日
  • kosuke

ブログのデザインを変更するにあたりWordPressのテーマをいろいろ試してみた記録。

WordPressを昔から使っている人には、何を今更的な話と思いますがテーマはすごく豊富にあります。僕は使い始めたばかりなので、「あ、これってこのテーマなんだ」みたいに発見の連続でした。

ただねぇ、バッチリ気に入るテーマというものはなかなか無いもの。
気に入ったテーマも、いざ使ってみると、なんだか合わなかったりする。
テーマを作っているデザイナーは、圧倒的に外国人が多くて、日本語のブログにそのまま使っても体裁が良くなかったりするし、ラベリングも当然日本語でないので、その扱い(日本語表記にカスタマイズするしない、とか、手間とか…。)も悩む…。

なので比べてみるとデフォルトのKubrickテーマがよく出来ていることに気づくのだよね。飽きもこないし、WordPressがアップデートしても問題が起きる心配もない。よっぽどデフォルトでいんじゃないかと思ったのだけれど、いくつか変更したいところがあってテーマを探してみた。


選んだ基準は、
1)固定ページのメニューが綺麗に表示されること。
2)シンプルで読みやすいこと。
3)カスタマイズが容易なこと。

1)は、Kubrickだとウィジェットでサイドバーに固定ページのメニューを設置するだけってのが不満。固定ページ無しの時はよかったのだけれど、今回、AboutとかWorksとかを固定ページで新設したかった。

2)は、ブログなので何よりも一番に記事の読みやすいデザインがよいと思う。この点でKubrickは個別記事を表示した時、もう少し1行あたりの文章が多く表示できたほうがいいかなぁと思うくらいで、とても読みやすいと思う。MTから移行した時にこのkubrickの表示に合わせて本文に手をいれているので、なるべく同じような表示にしたいって理由もあるような、ないような…。

3)は、一般的なカスタマイズのことではない感じ。まんまテーマ使うんじゃなくて、どこかに独自なイメージを入れたいのだけれど、華麗に入れられそうかどうかがまず一つ。Kubrickが気に入っているのなら、1)2)はKubrickに手をいれることで実装するって方法もある訳で、そういう意味で自分的に変更したいものが比較して簡単にできるかって点でカスタマイズのしやすさが重要。

この結果、最終的にU-BOXってテーマを使わせていただいたのだけれど、他にも使ってみたいと思うテーマがあったのでブックマーク変わりに整理しよう。

 

K2

Kubrickの進化系ともいうべき定番のテーマK2。これにしようかと最後迄悩んだ。K2をベースにカスタマイズされたテーマも沢山ある。最新版ではAjaxによるライブサーチや、ライブアーカイブ(ダイナミックに検索結果やアーカイブが表示される)みたいな先進の機能も実装されている。ORIOAさんが以前のバージョンの日本語化をされていました。

 

Hemingway

エントリーを二段に組むことと、巨大なフッタにまとめられたメニューがとにかくカッコイイHemingway。このスタイルを広めたとても有名なテーマ。もともとこのテーマを作っていた方はアップデートをやめていますが、Hemingwayを元にしたテーマを多くの有志のデザイナーが作っています。

参考
[WP]Hemingwayテーマから生まれたクールなWordPressテーマ15+1選
Hemingway Reloaded

 
しかし、K2とかHemingwayとかってネーミングのセンス良すぎ。
日本語で同じセンスのネーミングしたらどうなるんだ。富士山とか鴎外とかでしょうか。あ、でもそれならカッコイイなぁ。

 

Sandbox

ページ構造を定義するPHPを含むテンプレートファイルと、レイアウトを行うファイル(スキン)とを切り離し、一つのテンプレートに対してスキンを切り替えることで見た目の変更をするテーマ。iDeasiloさんが日本語化しています。
この日本語化ファイルをSandboxに適用してスキンをいくつか試してみるとこの構造の意義がよくわかる。

参考
SANDBOX DESIGNS COMPETITION

 

wp.Vicuna

ご存知Vicuna。もちろん日本語。日本では得に人気のテーマだよね。Vicunaもスキンという考え方で一つのテンプレートに対し見た目の変更が可能。様々なブログプラットフォームに移植されている為、複数のプラットフォームで統一したりプラットフォームを変更した場合にとても有利に思う。見た目もクール。

 

Simpla

シンプルだけれど明確に色分けされた配色が絶妙。クールになりすぎない感じがいいなぁと思った。

 

Typograph

英語だとカッコイイ。男前な感じのタイポグラフィ。

 

使わせていただいたU-BOXテーマのデザイナー、Utomさんに感謝を込めて、Utomさんの作られたテーマをいくつか紹介。

U3 style

Kubrickがベース。

 

U4 style

WP2.7でうまく表示されないので少し古めのHemingwayがベースかな。

 

K2-U3 style

こちらもちょっと古めのK2がベースかな。

 

で、他にも沢山あったのですが、このブログは文章が長く入ってきたり短かったり、写真があったりイラストがあったりとコンテンツ内容が統一されていないので、文章には合うのだけれどイラストには合わないものとか、記事に対し見た目が柔らかすぎるとか、全部に合うテーマを探そうとするとなかなかありませんでした。

例えばHemingwayなんてスゴく好みなのだけれど、文章量の違うものが左右に入ると見栄えが悪かったし、左右にトーンの違うビジュアルが入ってきたら微妙だし。

そんな中でU-BOXは本文の幅がKubrickと同じ位の幅で読みやすい。レイアウトも崩れない。
フレームは本文に目を引きつけてくれるし、配色、角丸の具合ともクールすぎず、柔らかすぎずよいと思ったのです。
これがいやならあとはもう自分で気に入るよう作る位しかなさそうだったし。

 

ところで最近のテーマにはpotファイルが添付されていることがあります。作者次第で無いことも多いのですが。
これを使うとラベル単位で日本語に訳してpoファイルとmoファイルを作ることで日本語化できる。
potファイルの扱い方についてはClaps::blogさんの説明がわかりやすい。テーマだけでなくプラグインなんかにもpotファイルが添付されていることがあります。

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